当日から水が使える、切らないガングリオン手術

当クリニックのガングリオン手術の特徴

高精細エコーガイド下に、注射針を用いた切らないガングリオン手術を行っています。切開を加える従来法と比べ、傷は目立たず、痛みも少ない手術になります。また、抜糸が不要で当日から水が使えます。

ガングリオンとは?

ガングリオンは関節や腱鞘(腱のまわりの鞘)にある滑膜組織から分泌される滑液(関節や腱の潤滑油)が本来あるべき関節包や腱鞘内から漏れて溜まったものを言います。小さいものは症状はありませんが、大きくなってくるとまわりを押してしまい、痛みやしびれを生じます。関節のやわらかい女性におおく、上肢によくみれられる病気です。若年の方から中高年の方までさまざまな年齢層の方にみられます。
基本的には腫瘍ではなく、悪性ではありませんので、放置しても構いません。治療は穿刺吸引か、根治術の手術が選択されます。しかし再発率の高い疾患で治療が長期に及ぶこともあります。

注射の治療と手術のすき間を埋める、「切らない」手術

ガングリオンは関節から漏れた水が溜まったもので、関節と必ずつながっています。そのため、注射で溜まった水だけを抜いても、関節から水が流れてきて多くの場合再発してしまいます。根治術は切開して関節とのつながりを絶つ「手術」しかありませんでした。

 当院では、なるべく手術を避けるために、注射と手術のすき間を埋める、「切らない」手術を行っています。

傷の大きさと痛みは、注射とほぼ同じ

 「切らない」ガングリオン手術は、超高精細エコーの登場により、ガングリオンの再発の原因となる、滑液の供給元がみえるようになったため、可能になりました。針による操作のみで行うため、痛みは注射と同じ。もちろん傷の大きさも注射と同じ。痕は残りません。

アリの巣穴をくずす

 ガングリオンの再発を防ぐには供給元を断つことが一番。供給通路を「アリの巣穴」と考えると、「切らない」ガングリオン手術は、「アリの巣の入り口をくずす」要領でおこないます。すなわち、針で入り口をくずし、血で蓋をして、再発を防ぎます。
 手術は局所麻酔下におこないます。

使用するのはCanon製高精細エコーと24MHz高周波プローブ

使用する注射針の位置や方向を確認するために、画像解像度に定評のあるCanon製高精細エコーと体表部分の高解像度描出に特化した24MHz高周波プローブを使用しています。通常のエコーより画像が繊細に見えるため、より安全に、より確実に手術を行うことができます。

日帰りで、その日から水に濡らしても大丈夫

 ガングリオン患者さんの年 齢層は、10代から中高年の方までと幅広く、社会的にも忙しい方ばかりです。「切らない」ガングリオン手術は、仕事を休まずに日常生活にすぐに戻れます

術後の注意

 この手術はあえて血のかさぶたをつくり、それで蓋をすることで穴を塞ぎます。そのため、術後は、患部をできるだけ安静にしましょう。荷重をかけたり、動かしすぎたり、しないようにしましょう。穴の蓋が外れないようにしばらく注意する必要があります。

  針で吸引するだけでは、再発率は4070%と言われていますが、本手術を行っても、おおよそ1020%程度で再発を起こしてしまいます。その場合、この治療は注射の治療と同等の侵襲のため、再度行うことができます。どうしても再発する場合は別の方法を試す場合もあります。詳しくは診察時に医師にご相談ください。

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